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訪問看護の質はチーム力で決まる!チームの一体感を高める7つの秘訣を徹底解説

チームの一体感を高める7つの秘訣アイキャッチ

「スタッフ間の連携がうまくいかない…」
「事業所の雰囲気がなんだかギスギスしている…」
「もっとみんなで協力し合えるチームにしたい!」

このような悩みを抱える訪問看護管理者さんは少なくないでしょう。

訪問看護は、一人で利用者様のご自宅へ伺うことが多いですが、決して個人プレーではありません。利用者様に質の高いケアを継続的に提供するためには、スタッフ一人ひとりが情報を共有し、連携を取り合う「チーム力」が不可欠です。

チーム力があれば、ケアの質が高まるだけでなく、スタッフの働きがいや定着率の向上につながります。さらにはケアマネジャーや地域からの信頼を獲得でき、事業所全体の成長を支える土台となります。

そこで今回は、明日からすぐに実践できる「チーム力を高める7つの具体的な方法」を解説します。最後まで読めば、あなたのステーションがより一体感のあるチームに変わるためのヒントがきっと見つかるはずです。

著者名

執筆者

株式会社UPDATE 小瀨 文彰

株式会社UPDATE 代表取締役(看護師・保健師・MBA) ケアプロ訪問看護ステーション東京にて新卒訪問看護師としてキャリアスタート。その後、訪問看護の現場・マネジメント経験の他、薬局や訪問看護運営するスタートアップ企業で40拠点・年商65億規模の経営を行い、上場企業へのグループインを実現。現在は医療職マネジメント人財を育成するためマネジメントスクールを運営中。

■経歴
2013年 慶應義塾大学 看護医療学部 卒業
2013年 ケアプロ株式会社入社
2019年 株式会社UPDATE(旧:ヘルスケア共創パートナー株式会社) 創業 代表取締役(現職)
2021年 GOOD AID株式会社 取締役(事業譲渡により退任)
2023年 セルフケア薬局 取締役(吸収合併により退任)
2023年 まちほけ株式会社 代表取締役(事業譲渡により退任)

■得意領域
医療系事業の組織マネジメント
教育体制構築
採用戦略・体制構築
教育体制構築
新卒訪問看護師の育成
管理職の育成

■保有資格・学位
看護師
保健師
経営学修士(MBA)

なぜ訪問看護にチーム力が不可欠なのか?

チーム力の高め方に悩む訪問看護管理者

訪問看護の現場では、一人の利用者様に対して複数の看護師やセラピストが関わることがほとんどです。各スタッフが得た情報を正確に共有し、一貫性のあるケア方針のもとでサービスを提供しなければ、質の高いケアは実現できません。

また、訪問看護は小規模な組織であることが多く、数人から十数人のスタッフで運営されています。

だからこそ、一人ひとりのスタッフのコンディションや人間関係が、事業所全体の雰囲気に大きく影響します。雰囲気が良い職場はスタッフの満足度を高め、離職率の低下にもつながります。

そして、質の高いケアを提供し、スタッフがいきいきと働いている事業所は、地域のケアマネジャーや医療機関からの信頼も厚くなります。その結果、新規の依頼が増え、事業所の経営が安定し、さらに良い人材を確保できるという好循環が生まれるのです。

つまり、チーム力は単なる「仲の良さ」ではありません。

ケアの質・スタッフの働きがい・事業所の成長を支える基盤なのです。

「雰囲気の良い事業所づくりのために、何から始めればいい?」という方向けに、UPDATEでは完全無料の『訪問看護職のための保健室』(1回60分)をご用意しています。
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訪問看護でチームの一体感を高める7つの方法

チームを強くする7つの秘訣を知る訪問看護管理者

それでは、具体的にチーム力を高めるための7つの方法を見ていきましょう。少し意識を変えるだけで、今日から始められることばかりです。

1. 主語を「私たち」に変える

チームの雰囲気が悪くなる時、会話の中に「私はこう思う」「あなたはなぜやらないのか」といった、個人を主語にした言葉が増えていませんか?

個人が主語になると、意見の対立が個人の対立に発展しやすくなります。そこで意識したいのが、主語を「私たち」に変えることです。

「このケースについて、私たちはどう対応するのがベストだろう?」
私たちのステーションをより良くするために、何ができるかな?」

というように、「私たち」を主語にして話せば、問題はチーム全体のものとなり、一体感が生まれます。これは管理者とスタッフ間の会話でも同様です。
「会社としては…」ではなく、「私たちは…」と語りかけることで、同じ目標に向かう仲間であるという意識を共有できます。

2. 全ての基本となる「挨拶」を徹底する

「そんな当たり前のこと?」と思うかもしれませんが、挨拶はコミュニケーションの基本であり、チームの雰囲気を作る上で非常に重要です。

出勤時に「おはようございます!」と明るい声が響く職場と、誰が来たのかも分からず静まり返っている職場とでは、どちらが働きやすいかは一目瞭然です。

特に、管理者やリーダーが率先して、気持ちの良い挨拶をすることが大切です。

  • 朝は「おはようございます」
  • 訪問に出かけるスタッフには「いってらっしゃい」
  • 戻ってきたスタッフには「お疲れ様」「おかえりなさい」
  • 退勤する時には「お疲れ様でした」

こうした挨拶が当たり前に行われる文化は、チームに安心感と活気をもたらします。

3. 新しい仲間と喜びを分かち合う文化を作る

新しいスタッフが入職した時、チーム全体で温かく迎え入れる雰囲気はありますか?

入職初日にウェルカムボードを用意したり、朝礼で全員に紹介して一言ずつ歓迎の言葉を伝えたりするだけでも、新メンバーの不安は和らぎます。
そして、「このチームの一員になれたんだ」という帰属意識が高まります。

また、仲間の成長をチーム全員で喜び合う文化も大切です。

  • 同行訪問を終え、初めて一人で訪問できるようになった
  • 苦手だった医療処置がスムーズにできるようになった
  • 利用者様から感謝の言葉をいただいた

時など、些細なことでも「すごいね!」「頑張ったね!」と認め合いましょう。
喜びを分かち合うことで、お互いを尊重し、高め合える関係性が育まれます。

4. 労いと感謝を言葉で伝える

日々の業務に追われていると、つい「やってもらって当たり前」という感覚に陥りがちです。しかし、誰かが自分のために動いてくれた時には、きちんと労いと感謝を言葉にして伝えることが、良好な人間関係を築く上で欠かせません。

「急な訪問対応、代わってくれてありがとう。助かったよ」
「あの難しいケース、担当してくれて本当に感謝しています」

給料をもらって仕事をしているのだから当たり前、ではありません。感謝や労いの言葉は、相手の貢献を認め、モチベーションを高める何よりの特効薬です。

5. 共通の目的を再確認する

チームの目的が、「居心地の良い職場を作ること」といった内向きなものになっていませんか?
もちろん働きやすい環境は大切ですが、私たちの本来の目的はチームの外側にあります。

それは、利用者様やご家族に質の高いケアを届け、その人らしい生活を支えることです。

「利用者様のために」「地域のために」という共通の目的をチーム全体で常に意識するようにしましょう。これにより、目先の意見の対立や個人の感情に流されず、本質的な議論ができるようになります。

6. 「自分たちの事業」へ意識を変える

スタッフに対し、「指示された業務をこなす人」として扱うのではなく、「一緒に事業を創っていく大切なパートナー」として関わることが重要です。

「どうしたら地域で一番信頼されるステーションになれると思う?」
「新しいサービスを始めたいんだけど、一緒に考えてくれないかな?」

このように、事業所の未来や方針についてスタッフに問いかけ、一緒に考える機会を作りましょう。すると「やらされ仕事」だった業務が、「自分たちの事業」へと変わっていきます。
当事者意識が芽生えれば、スタッフは自発的に考え、行動するようになり、チームはさらに活性化します。

7. 心理的安全性を確保する

最近よく耳にする「心理的安全性」という言葉。これは、チームの中で自分の意見や考えを、誰に気兼ねすることなく安心して発言できる状態を指します。

ただし、これは「何を言っても許される」「厳しいことを言ってはいけない」といった”ぬるま湯”のような状態とは全く違います。

事業をより良くするという共通の目的のために、たとえ反対意見であっても建設的な議論ができ、失敗を恐れず挑戦できる。そんな環境こそが、本当の心理的安全性が高い職場です。

そして、このような環境は、これまでお話ししてきた①〜⑥の基本的な関係性や文化という土台があって初めて築かれるものなのです。

まとめ

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今回は、訪問看護ステーションのチーム力を高めるための7つの方法をご紹介しました。

  1. 「私たち」を主語にする
  2. ちゃんと挨拶をする
  3. 仲間を歓迎し、成長を喜び合う
  4. ちゃんと労って、感謝する
  5. チームの外側に目を向ける
  6. 「事業」を一緒に創る
  7. 心理的安全性を高める

チーム作りは、一日にして成らず。特別なイベントや研修も時には有効ですが、最も大切なのは、日々の業務の中での地道なコミュニケーションの積み重ねです。

まずは管理者であるあなたから、今日紹介した7つのうち、どれか一つでも意識して実践してみてください。

とはいえ本音では、
「目の前の課題に追われて、スタッフとのコミュニケーションに気を配る余裕がない…」という管理者さんもいるのではないでしょうか?

そんな時こそ、一度立ち止まって、今の状況を整理する時間を持つことが、結果的により良いチームづくりの近道になることもあります。

そこで株式会社UPDATEでは、
訪問看護の現場と経営の両方を理解した立場から、
管理者さん一人ひとりの状況をお伺いしながら整理できる相談会
『訪問看護管理職のための保健室』(完全無料・1回60分)をご用意しています。

この相談会では、

  • 今の体制で、どこが離職リスクになりやすいのか?
  • このまま進んだ場合、将来的にどこで歪みが出やすいのか?
  • 管理者として、一人で抱え込みすぎている部分はどこか?


など、日々モヤモヤしていて言語化しづらい課題を一緒に整理していきます。

事業所の規模や、経営の知識の有無は問いません。お悩みを抱える全ての管理者さんが対象です。

「まずは現状を言葉にする」ための場として、どうぞ気軽にご活用ください。

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