看護師に必須のスキルとは?変化の時代に選ばれるナースの4条件を徹底解説!
「このままで、私の看護師キャリアは大丈夫なのかな…」
日々の業務に追われる中で、ふと将来に不安を感じることはありませんか?
近年、「病院の大多数が赤字経営」という衝撃的なニュースが報じられました。
これは、私たち看護師の働き方にも大きな影響を与える可能性があります。病院の統廃合や病床数の削減が進めば、これまでのように病院で働く選択肢が当たり前ではなくなるかもしれません。
これからの時代、ただ業務をこなすだけでは、活躍の場が限られてしまう可能性があります。
そこで本記事では、変化の激しい医療業界を生き抜く看護師に必要な4つのスキルについて、詳しく解説していきます。
目次
選ばれる看護師を目指す理由

冒頭でも触れたように、多くの病院が厳しい経営状況に直面しています。国の方針としても、医療は「病院完結型」から「地域完結型」へと大きくシフトし、住み慣れた地域や自宅で療養を続ける「在宅医療」が推進されています。
これは、私たち看護師の働くフィールドが、病院だけでなくなっていることを意味します。
訪問看護ステーションやクリニック、介護施設など、地域全体に広がっているのが現状です。
働く場所が変われば、求められる役割やスキルも当然変わってきます。これまでの”当たり前”が通用しなくなり、変化に対応できない看護師は、活躍の場を見つけるのが難しくなるかもしれません。
だからこそ、どんな場所でも価値を発揮できる”選ばれる看護師”になるための視点を持つことが、これまで以上に重要になっているのです。
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選ばれる看護師に共通する4つのスキル

では、具体的にどのようなスキルを身につければ良いのでしょうか。これからの看護師に求められる4つの重要な力をご紹介します。
1. 「処置屋」で終わらない!看護を深く考える力
面接で「これまでどんな看護をしてきましたか?」と聞かれたら、自分が「できる業務(タスク)」を並べて説明する方は少なくありません。
例えば「〇〇科で、点滴や採血などの業務を行ってきました」などの回答がよく見受けられます。
もちろん、正確な看護技術は非常に重要です。しかし、それだけでは「処置がうまい人」で終わってしまいます。
選ばれる看護師は、一つひとつの業務の背景にある”看護の視点”を持っています。
- なぜ、この患者さんにはこのケアが必要なのか?
- このケアを通して、患者さんはどのような状態になることを目指すのか?
- 他に考えられる看護問題はないか?
このように、アセスメントに基づき看護について深く考える力こそが、あなたの専門性を高め、他にはない価値を生み出します。単なる作業をこなす処置屋から脱却し、常に思考を巡らせる習慣をつけましょう。
2. 院内から地域へ!多様な専門職と連携する力
在宅医療の現場では、連携する相手が大きく広がります。
- 地域のクリニックの医師
- 複数の事業所に所属するケアマネジャーやヘルパー
- 福祉用具の業者や薬剤師
これらの方々は、所属する組織も違えば、文化や仕事の進め方も様々です。これまでの病院内の常識が通用しないことも多々あります。
このような多様な背景を持つ人々と円滑に連携し、患者さんにとって最適なケアをチームで作り上げていく力は、これからの地域医療に不可欠です。自分の所属する組織の枠を超えて、柔軟にコミュニケーションをとる能力が求められます。
3. チームの価値を最大化する人を育てる力
これからの看護師には、自分の持つ知識や技術を、後輩看護師や他職種のスタッフに分かりやすく伝え、チーム全体のレベルを引き上げる「人を育てる力」が求められます。
例えば、
Aさん:自分一人で10の価値を生み出せる
Bさん:自分は5の価値しか生み出せないが、周りの3人に働きかけて、それぞれが5の価値を生み出せるように育てられる(合計5×4=20の価値)
どちらがチームや組織にとって、より大きな価値をもたらすかは言うまでもありません。答えは、Bさんです。
このように、自分一人がプレイヤーとして活躍するだけでなく、周りを巻き込む力が求められます。チームとして成果を最大化する視点を持つことで、あなたの価値は飛躍的に高まるでしょう。
4. 常識にとらわれない変化への順応力
働く場所や役割が変われば、これまでのやり方が通用しなくなる場面が出てきます。
例えば、病院では当たり前だった物品の使い方やケアの手順も、在宅では全く異なるルールや環境で行わなければなりません。
そんな時、「前の職場ではこうだったのに」「看護師の仕事はここまでだ」と、過去の経験や固定観念に固執してしまうと、変化に対応することはできません。
大切なのは、その場で求められている役割を正しく理解し、自分の考え方や行動を柔軟に変えていく変化への順応力です。
時には、これまでの成功体験を一度手放し、新しい知識やスキルを学び直す姿勢も必要になります。
環境の変化を恐れるのではなく、自分自身をアップデートする機会と捉え、柔軟に対応していくことが重要です。

これからの看護師に必要なのは「マネジメント力」

ここまで4つの力について解説してきましたが、これらはすべて、マネジメント力という一つの言葉に集約できます。
- 自分の思考や看護実践を管理する力(セルフマネジメント)
- 多様な関係者との連携を円滑に進める力(チームマネジメント)
- 後輩や他職種を育成する力(人材マネジメント)
- 環境の変化に自分を適応させる力(チェンジマネジメント)
「マネジメント」と聞くと、管理職だけのスキルだと思われがちですが、決してそんなことはありません。
これからの時代、働く場所や立場に関わらず、すべての看護師が自分自身や周囲の環境をマネジメントする視点を持つことが、キャリアを切り拓く上で不可欠な力となります。
まずは、日々の業務の中で「これはマネジメントの視点で見るとどうだろう?」と考えてみることから始めてみましょう。
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