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訪問看護での特定行為をスムーズに実践!『特定行為研修修了後から実施に至るまでのガイド』のご紹介

訪問看護での特定行為をスムーズに実践『特定行為研修修了後から実施に至るまでのガイド』のご紹介

近年、住み慣れた地域での療養を支えるため、訪問看護における特定行為のニーズが高まっています。しかし、「特定行為研修を修了したけれど、現場でどう実践に移せばいいのかわからない」「地域の医師や関係機関との連携づくりが難しい」と悩む訪問看護師や管理者の方も多いのではないでしょうか。

そんな「修了後どうする?」という悩みに応えるべく、一般社団法人全国訪問看護事業協会が発行したのが、『“修了後どうする?”の答えがここにある!~ 特定行為研修修了後から実施に至るまでのガイド ~』です。株式会社UPDATEも調査研究支援を行う企業として、本ガイドの制作に携わらせていただきました。

本記事では、訪問看護の現場で特定行為を安全かつ円滑に実践するための道しるべとなる、このガイドの活用ポイントをご紹介します。

「実践への架け橋」となるガイドの目的

このガイドは、特定行為研修を修了した看護師が自信を持って第一歩を踏み出せるよう、「実践への架け橋」として作成されました。

特定行為の実践には、単なるスキルの習得だけでなく、地域の医師や多職種の理解、そして事業所内の体制整備が不可欠です。本ガイドでは、研修修了後から実際の特定行為実施に至るまでのプロセスが体系的に整理されています。

ガイドの3つの主要ステップ

ガイドでは、実践に向けたプロセスを大きく3つのステップに分けて具体的に解説しています。

1. 地域全体への普及啓発

訪問看護師による特定行為を推進するには、地域の関係者の理解が欠かせません。ガイドでは、医師会や医療機関、ケアマネジャーなどへのアプローチ方法や、実践報告会の開催について解説しています。また、全国訪問看護事業協会が作成した説明用リーフレット「訪問看護 de 特定行為」の活用方法も紹介されており、周知活動をスムーズに進めることができます。

2. 個別ケースへの実施に向けた準備

実際に特定行為を導入する際の具体的な準備事項が網羅されています。

  • 医師との連携: 特定行為実施の合意形成や、手順書・訪問看護指示書の運用ルールについての調整方法。
  • 事業所の体制整備: 研修修了者とスタッフ間の役割調整や、安全管理体制の構築。
  • 物品調達: 医療機関との間で、必要な医療器具や衛生材料の調達・管理体制をどう整えるか。

3. 関係者への説明

訪問看護の現場で実際にケアを受ける利用者やご家族への説明方法、同意の取得プロセスが記載されています。また、ケアマネジャーや訪問介護員等の関係者に向けて、看護師が特定行為を実施するメリット(迅速な対応、利用者の負担軽減など)をどう伝えるべきかも解説されています。

現場ですぐに使える!豊富な実践ツールを収録

本ガイドの大きな特徴は、具体的なノウハウだけでなく、現場ですぐに活用できる実用的な資料が豊富に盛り込まれている点です。

  • 説明用リーフレット:医師向け、事業所管理者向けなど、対象者別に作られた「訪問看護 de 特定行為」のリーフレット。
  • 手順書例・各種フォーマット:厚生労働省や各医師会が作成した「手順書例集」へのアクセス先のほか、同意書のひな形や物品管理リスト例など、実務に役立つツールへのリンク(二次元バーコード)が掲載されています。
  • 実践チェック表:研修派遣から修了後までのステップを確認できる管理者向けのチェック表も提供されています。

まとめ

訪問看護における特定行為は、医師の負担を軽減するだけでなく、利用者が住み慣れた場所でタイムリーかつ安心なケアを受けるために非常に重要な役割を担います。

「研修は修了したけれど、何から手をつければいいか迷っている」という方は、ぜひこのガイドを手に取ってみてください。地域での連携づくりから日々の運用体制の構築まで、あなたの事業所での特定行為の実践を強力に後押ししてくれるはずです。

<今回ご紹介した資料>
『“修了後どうする?”の答えがここにある!~ 特定行為研修修了後から実施に至るまでのガイド ~』
https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/guide-homonkangode.pdf